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2023年6月 7日 (水)

全校朝会 教頭先生のお話~屋久島の詩人「山尾三省」について~

全校朝会で、教頭先生が、屋久島の詩人 山尾三省さん について話をされました。

みなさん、知っていますか?

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(以下、プロフィール紹介)

 詩人,山尾三省は1938年東京に生まれ,1977年屋久島に移住しました。深く愛する屋久島の自然の中で,祈り,耕し,そして『聖老人』(野草社)をはじめ,数多くの作品を残して,2001年8月一湊白川山で亡くなりました。

山尾三省さんが作った詩を紹介してくださいました。

たまご

たまごは にわとりから うまれる
にわとりは おしりから ポトン とたまごをうむ
そのときにわとりは
せいせいしたように おしりをぷるぷるっとふる
そしてしばらくは
たまごのうえにすわっている
そのたまごに さわってみると 熱(あつ)いほどにあたたかい
その熱(あつ)いほどのあたたかさが
いのち なんだね
ぼくたちは そのいのちを たまごやきにしたり めだまやきにしたり
ゆでたまごにしてたべる
いのちが いのちをたべるんだね
そしてそれが おいしいんだね
そしてそれが かなしいんだね
ぼくは たまごやきやめだまやきがとてもすきだから
にわとりをたくさんかっている
にわとりをかうと
たまご というものが とてもたいせつだということが わかってくる

山尾三省「びろう葉帽子の下で」野草社より

みなさんも自分らしい詩を作ってみましょう!